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【第一話】今ちゃんとオンライン研修ができています 「双方向のオンライン研修ができるまでの大失敗談」

住宅・リフォームオンライン研修

【最初はパソコンカメラを使う 初心者に戻ってしまった】 

新型コロナウィルス感染症の緊急事態宣言が開けた後、弊社は実験的にオンライン研修を始めました。
まずZoomを使って研修を行って欲しいというご要望があり、パソコンのカメラを利用して研修を行いました。
 
オンライン研修は全くの初めてでした。
どうにかZoomの基本操作を覚えて、パワーポイントをZoomに共有し、パソコンのカメラと共有したパワーポイントを見ながら研修を行いました。
研修参加者は20名で、皆さんは自宅や各営業所で各自のパソコンで参加でした。
 
こちらは画面にパワポを共有すると、全員は顔が写らず、お顔が見えている方も小さくて表情がわかりづらく、特にマスクをしている方は誰だかわからないという状態で、とてもやりにくさを感じました。
 
いつもは対面で立って動いて、対話をして、実習も入れた研修をしていました。しかし今回は相手が目の前にいない状態で、椅子に座ってパソコンに向かってしゃべる研修は、違和感があり、話の間や進行のタイミングが取れなくなりうまく話ができず、まるで初心者の講師に戻ってしまいました。
 

【顔が見えないと何を考えているのか、何をしているのかわからないので不安】

研修中に、こんなに不安になるとは想像をしていませんでした。
Teams研修の要望があり、受講者は各自のパソコンで30人の参加でした。
この時もまだWEBでの研修はどうしたらよいのかわからず、小型のWEBカメラを購入し、パソコンを操作して研修を行いました。
 
これほど困惑した研修は、今までありませんでした。
通信が不安定になるという理由で、受講者側のパソコンのカメラは全員offという指示が出ました。
相手の顔が見えず、何を考えているのか、何をしているのかわからず、反応が見えず、一人でしゃべりまくる状態になりました。講義中はずっと不安で困惑状態になってしまいました。
その影響で、うまく進行することができず、言葉が詰まり、棒読み口調となり、完全に講師初心者のようだったと思います。
 

【退屈・わかりにくいというクレームで落ち込む】 

動きがなく、一人しゃべりで講義を行う研修は今までしたことがありませんでした。
それを誰も弊社に求めていない状態の中で、オンライン・リモート研修の要望が来てしまいました。
オンラインに対する勉強不足、対面研修しか頭になかった怠慢によりデジタル化なんぞ全く考えていなかったことを悔やみました。
やはりクレームとなりました。
 
研修を受ける方のことを考えると、弊社が行ったパソコン上での受講は、退屈で、時間が長く感じ、パワーポイントのどこを話しているのかも十分に把握できなかったようです。
とてもわかりづらい研修だった、つたない研修だったと反省しました。

WEBオンラインコンサル 

【ミーティングや当ててみたが、互いに慣れず失敗】 

2回目の研修では、研修にメリハリをつけるためオンラインでグループミーティングや、質問を行うようにしました。
集合研修だと簡単なグループミーティングですが、参加者の方もリモートに慣れない中で大変でした。
ミーティングの部屋移動に時間がかかり、ミーティングもいつものように話が自由に広がらず、部屋を覗きに行きましたが、話が進まず黙ったままの状態の部屋もありました。
発表はカメラやマイクの切り替えに慣れず手間取るようでした。当てた時も手間取って大変そうで、時間がかかってしまいました。
限られた時間の中で、研修がうまく消化できずに失敗しました。
 
オンライン研修は互いの慣れと、互いの環境の事前準備、グループミーティングのリハーサルも必要だと感じ、またまた反省しました。
 

【これであきらめないと決意
 きっとオンラインを活用する研修の時代が来る!】

 オンラインで会議はできても、オンライン研修は難しい。対面のリアル研修には、オンライン研修は勝てない。マスクをして対面研修をするしかないという講師の方のご意見もいただきました。研修は、新型コロナウィルス感染症が終息してからやればよいというご意見も多くいただきました。
しかし、研修のご要望は有難いことにいただいていましたので、辞退、中止をするわけにはいかないと考えました。
 
今後のデジタル化、リモートの発展により、その時々のケースによって移動せず研修をする時代が来ると予想します。また受講される会社様も社員が集合する経費や時間を考えると、オンラインで研修が良いという時代がきっと来ると予想できます。
東京は今後も感染状況が楽観視できず、この状況の中で移動して対面で研修を行うことはできないため、オンラインにきちんと対応できる研修形態にしようと弊社は考えました。
 
実はそこからが大変でした。
その話の続きはまた次回させて
いただきます。

 

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2020年12月22日 20:00

今求められるレジリエンス住宅

太陽光の町

レジリエンスという言葉は住宅業界にも定着

住宅にもレジリエンスという言葉が、普及するようになりました。
昨年、2019年度には、経済産業省資源エネルギー庁の新しい補助金として、ZEH+R強化事業(ZEH+レジリエンス強化事業)が出され、蓄電システムや太陽熱利用 温水システムにより停電時のレジリエンスを強化した再生可能エネルギーの自家消費拡大を目指したZEHに最大215万円/戸が支援されました。
令和2年の環境省の予算案の中にも「災害対応の観点から、停電時にも必要なエネルギーを供給できる機能を強化したZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)・ZEH (ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の更なる普及を進める。」と記されており、令和2年度もZEH+R強化事業(ZEH+レジリエンス強化事業)は行われる予定です。

 
多くの住宅でのレジリエンス機能

エコ家図面_コピー
レジリエンスの機能を持つ住宅は、ZEHだけでなく、一般的な住宅にも普及しています。
現在、一般的に多いタイプのレジリエンス住宅と言われるものは、普段はエネルギー使用量を削減し、災害時に停電しても自立的にエネルギーを供給して、復旧するまで不自由なく過ごせる設備のある住宅です。
つまり、太陽光発電システムのついたスマートハウスに、余剰電力を溜めて停電時に電力を使用できるようにする蓄電池、エネファーム、電気自動車等の設備を設置して、レジリエンス機能を持たせた住宅です。


「レジリエンス」は本来はどういう意味?

レジリエンスとは、心理学で使われる言葉です。
本来の意味は、変形から元の形に戻ろうとする「弾力性」、変化や変動に対する反応としての「復元力」や「回復力」です。「折れない、しなやかな心」というような「逆境から立ち直り、適応できる能力」という意味合いで使われています。
 
そのレジリエンスという言葉は、東日本大震災以降に防災に対する言葉として公に使われるようになりました。災害など想定外の事態で社会システムなどの一部の機能が停止しても、「全体としての機能を速やかに回復できるしなやかな強靭(きょうじん)さ」を表わす言葉として使われています。
現在、防災・減災の考えに基づき、強くてしなやかな国をつくる国土強靱化(ナショナル・レジリエンス)の取組みを強化するということが日本の課題であり、令和2年度の国土強靱化関係予算概算要求の概要では総額約5兆円が計上されています。


CASBEEのレジリエンス住宅チェックシートでの気づき

CASBEEで、一般の方が行う健康や災害に備えるチェックリストとして、「レジリエンス住宅チェックリスト」がつくられています。
「住まいや暮らしのレジリエンスを高めるためには、健康や災害に関するリスクを知り、備えておくことが大切です。(※
CASBEEホームページより)」とし、次の3つの観点から「住まいのレジリエンス度」を確認する42項目のチェックリストをWEBで公開しています。
■3つの観点
 平常時の「免疫力」
 災害発生時の「土壇場力」
 災害後の「サバイバル力」

住宅地風景_コピー

このチェックリストには、次のことが問われています。

 ・家の断熱性(ヒートショック等)
 ・メタボなどの健康リスク
 ・階段・段差のバリアフリーや危険回避の常夜灯や人感センサー有無
 ・創蓄
 ・住宅メンテナンス
 ・耐震基準や地震の備え
 ・火災延焼リスクや津波・洪水・浸水などの災害リスクと避難や避難グッズ
 ・防災情報の手段
 ・停電時の備え
 ・災害時の断水・食糧・トイレ
 ・避難や防災訓練
 ・建物倒壊の危険判定ステッカーの知識や地震保険
 
CASBEEの「レジリエンス住宅チェックリスト」で、レジエンス住宅とはどのようなものかが把握できます。
創蓄を設置した住宅だけをさすのでなく、日常は危険を回避し、安心・安全・健康に暮らせる省エネ性、バリアフリー性がある住宅が基本で、耐震性が良く、地震に備えた住宅で、常にメンテナンスをして災害時に安全な家であること。災害時のリスクから守れる住宅であることが望まれます。
また地域の災害リスクを把握し、災害に備えて水・食糧を備える場所を確保し、また災害時には創蓄によって自立したエネルギーを供給できることが、住まいのレジリエンス強化となることが理解できます。
家の基本性能を満たしたうえで、さらに災害時に命を守る対応ができ、災害時にも自立して生活できる住まいが、レジリエンス機能を持った住宅として望まれます。
 
※CASBEEの「レジリエンス住宅チェックリスト」はCASBEEのホームページに掲載されています。


 

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2020年01月09日 18:00

街のでんき屋さんのリフォームの底力がすごい

セブンプラザ研修_コピー

地域家電専門店の株式会社セブンプラザさんのリフォーム研修をシリーズで行っています。本日は一日研修を終え、鹿児島鹿屋から東京に戻ってきました。
 

 現在は、街のでんき屋さんにおいても、家電といっしょにリフォームをお勧めするお店が増えました。

建築工事を専門とする住宅会社、工務店、リフォーム専門会社の研修と、家電販売店の研修を行っていると、両者の違いに気づきます。

弊社は、住宅・リフォームの専門的な立場にありますので、今回は街の電気屋さんに注目して書いてみます。

研修をしてみてわかる、街のでんき屋さんの優れた点

リフォームというと、工務店・住宅会社リフォーム・リフォーム専門店を思い浮かべますが、近年注目すべきなのは家電販売店のリフォームです。それも地域密着型の街の電気屋さんのリフォーム事業は、きらりと光るものがあります。家電店_コピー_コピー

もともとは、家電販売や電気工事が主体のお店ですので、住宅会社・工務店の建築専門会社の視点からすると、提案がきちんとできているのか、工事の技術はどうなのかと疑問に思う方も多いと思います。

確かに、建築の専門知識、国策知識や技術力は、建築・リフォームの専門家には勝てないお店も多いですが、水廻り商品の販売力や受注営業力は住宅業界とは異なる観点で優れた所があります。
 

地域家電専門店の方にリフォーム研修を行った後に、受注目標を立てて活動してもらうと、トイレ、システムバス、洗面化粧台などの設備取替に関しては1か月後の研修であった時には成績が出、おまけに全員で大量に受注するケースが多くあります。

通常、住宅業界では、探客から始まり、提案営業~受注までのスパンが長くかかり、相見積もりもあって失注するケースがあります。

しかし、街のでんき屋さんの場合、相見積もり無しで、複雑な提案もなく受注してくるケースが多くみられるのです。 

街の電気屋さんのやる気のあるお店は受注力が半端ではない

街のでんき屋さんは、店主の高齢化、事業継承する人がなく廃業に追い込まれるお店や、家電量販店やネット販売に顧客を奪われ、危機的状況にあるお店も多くある一方で、家電量販店を意識することなく順調に経営でき、後継者も心配がないお店もあります。

事業を継続してやる気のあるお店の方は、研修の吸収力が良く、こうすれば受注に繋がるというポイントを、掴んで行動され結果を出しています。

水廻り設備の受注力・販売力は、顧客との密着力

地域密着の家電販売店さんは、家族や少人数で経営を行っている小規模事業者も多いですが、

・お客様に近い存在であり地域のお客様のことを良く知り、理解している

・家電販売を通じてお客様とのお付き合いが密であり、お家に上がることが可能である家電点検_コピー

・顧客を沢山持っている

・お客様に親切で、顧客に対する思いやりがあり、それが行動に出ている

・家電などのアフターフォローを行っており、リピート客を維持している

・電球1個からの取替もお伺いし、高齢のお客様にはとても便利な存在である

・家電販売やリフォームに繋がるイベントを定期的に行っている

・電気工事はもちろん、水道工事ができる人もおり、トイレリフォームや簡単なリフォームは自分で行ない、取説も責任をもって行う場合がある。

 

おまけにお店のクレジットカードをお客様に提供して支払いができるシステムがあり、お客様は気軽にリフォームができるのも家電店の特徴です。

 

街のでんき屋さんは、日頃の家電商売から顧客を多く持っており、アフターメンテナンスやイベントにより、生涯顧客化を常に行っているので、リフォームを始めても簡単な内容であればすぐに受注することができるのです。

リフォームは最初に受注出来てからが、スタート

最初の一歩は、トイレの取替リフォームでも良いですが、ここからが家電店さんがリフォームで成功するか否かのスタートになります。家電店とお客様_コピー

 
リフォームのアフターフォローやメンテナンス伺いを定期的に行い、リピート受注を取ることから始まります。つまり一生懸命お客様のフォローをすることからがスタートです。

家は一か所きれいにリフォームすると、必ず他の箇所も気になりリフォームをしたくなるものですから、家電の故障や買い替え時期を機会としてリフォームをお勧めすることが可能です。

そして、単品工事からプラスα提案に発展し、家全体のリフォームができるステップに移行できる仕組みをつくることに発展することが必要になります。

知識や提案力だけでなく、施工の仕組みをつくり、大きな受注、複合工事に発展させていくことになります。それに伴って他社との差別化できる戦略作り、販売促進企画もランクアップさせていくことが重要です。

セブンプラザ様の研修

セブンプラザさんは、鹿児島の大隅半島の鹿屋に本部があります。今回のシリーズ研修では、リフォームを再度基本から学びたいという要望で行っており、100人を超える参加者となりました。

セブンプラザさんの参加者は、皆さんとても人(人品)が良く、礼儀正しく、熱心で意欲的です。さすが、日本一の売り上げを上げている地域家電店さんだという印象を持ちました。
 

研修では、単品取替から一歩進んで、家電も含んで複合提案による受注拡大をテーマにしています。リフォーム研修_コピー

講義、ロープレ、実技、ミーティングなどを交え、リフォームの力を伸ばす研修メニューです。

研修後は、必ずリフォームの目標設定をしていただき、次の研修まで活動してもらっています。
 

プラスαや複合リフォームにより

・内装、手すり、ドア

・給湯器、照明、エアコンや家電

・外構、屋根、外壁、窓研修_コピー

・間取り変更や部屋の複合リフォーム

などもあり、受注件数、受注金額はかなり増加しました。
ちなみに6月~10月まで、水廻り設備の受注台数は

・トイレ197

・洗面化粧台、キッチン、システムバス+トイレ=270台

です。

 

参加者の方々の日頃からの顧客想いの活動が、結果に結びついています。何軒受注したとか、何台の販売が目的ではなく、お客様が喜ばれる顔を見るための活動をされていることが、結果を導き出していました。

研修で街のでんき屋さんの良さがとても理解でいました。

研修・コンサルの詳細は、お問い合わせください。

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2019年11月12日 23:00

令和元年度「ウォームビズ」始まる  リフォーム提案でも必要な知識です

uxo-mubizu
11月1日から令和元年(2019)度の「ウォームビズ」が始まりました。実施期間は2020年3月31日までです。
サクラ・ワークは、家の省エネの取り組みをしており、「ウォームビズ」を住宅・リフォーム業界に推奨をいたします。サクラ・ワークの「COOL CHOICE」の賛同証明書です。

クールチョイス賛同証明書_コピー

「ウォームビズ」とは?

「ウォームビズ」は、環境省が「COOL CHOICE」の主要施策のひとつとして、平成17年度から提唱しており、暖房時の室温を20℃(目安)で快適に過ごすライフスタイルを推奨する取り組みで、「クールビズ」の秋冬版ともいえるものです。
つまり、冬期の地球温暖化対策のため、室温の適正化とその温度に適した取組を呼びかけています。ウォームビズロゴ_コピー
「ウォームビズ」のロゴマークは、ホームページからダウンロードでき、推奨や取り組みに賛同される方は使用可能です。
 

冬場のCO2削減は重要

政府は、温室効果ガスの排出削減目標として「2030年度に2013年度比▲26.0%(2005年度比25.4%)の水準(約10億4200万tCO2)にする」と示しています。CO2排出量_コピー
日本の一世帯当たりの年間CO2排出量は3.04 t-CO2です。
電気、都市ガス、LPガス、灯油の世帯当たり年間エネルギー種別CO2排出量は、電気が一番多く68.8%を占めています。
エアコンによる夏季と冬季の電力消費量を比べると、冬季の方が多くなっています。冬場は室内温度と外気の温度差が大きく、電力消費量が多くなる傾向があるからです。
また、一般にエアコン(電力)での冷暖房の場合、室温設定を調節することによる省エネ効果は、夏よりも冬のほうが大きいです。
外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃に1度下げた場合(使用時間:9時間/日)
・年間で電気53.08kWhの省エネ
・原油換算4.73L、CO2削減量25.9kg
で約1,170円の節約になります(資源エネルギー庁の省エネポータルサイトより)。
冬の暖房節低温度を下げ、適正温度の20℃にすることによってCO2を削減でき、おまけに光熱費も減らすことができます。
 

「ウォームビズ」のポイント

冬の暖房節低温度を下げ、適正温度の20℃にすることが前提ですが、今のライフスタイルを見直して、無駄なエネルギーを節約することが「ウォームビズ」のポイントです。
■ポイントは3つ「衣」「食」「住」の工夫
・「衣」
首、手首、足首を暖め、ストールなどをし、着用するものは薄く、軽く、暖かい機能性素材でおしゃれに。
・「食」
鍋でからだも部屋も暖める。
身体が暖まり、健康にも良さそうな沢山の鍋料理のレシピを「ウォームビズ」のホームページからダウンロードできます。
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・「住」
温度計、湿度計を置いて室内の環境を「見える化」して無駄な暖房費を抑え、体調管理を行う。
窓、ドア(開口部)の断熱性を上げたり、スリッパや湯たんぽ、クッションで冷えを予防するとよい。
・「その他」
入浴や足湯の他、通勤や通学一駅分歩いたり、階段を3階まで上がって体温上昇をさせる。
 

■「ウォームシェア」の取り組みも面白い

「ウォームシェア」とは、余分な暖房を止めて、みんなでひとつの部屋、場所に集まることでエネルギーを節約することです。
まちへ出ることも「ウォームシェア」では推奨しています。
ウォームシェア1

リフォームでも「ウォームビズ」を基本に考えて、工夫した提案を!

リフォームをする側も「ウォームビズ」の取り組みを知り、CO2削減の活動をすることが必要です。また、冬場の快適で省エネなリフォームをお客様にお勧めするチャンスにもなります。
「ウォームビズ」は、適切な暖房使用を呼びかける取組ですが、省エネにならない旧式の機器を使用している家庭が多い場合は、家の中のエネルギー削減やCO2削減は実現しません。そこで最新の省エネ型のエアコンや給湯器をお勧めすることはまずは基本になります。エコ 家

また暖房機器を使用しながら省エネにするには家の断熱性を上げることが、一番の省エネ効果アップになります。例えば、エアコンの効きを良くするには、床・壁・天井の断熱改修を行うことが必要ですし、窓からの熱の出入りを防ぐため内窓設置やLow-E複層ガラスに窓交換することが大事です。玄関ドアや勝手口からも熱が逃げるため、断熱性の良いものに変える提案をして、家全体を暖かくすることができる事を提案することに努めなければなりません。お客様の健康維持のためにも断熱改修はお勧めすることで、住環境の快適性向上で顧客満足を得ることができます。
そして入浴での省エネ性の実現は、断熱性のよいシステムバス、高断熱浴槽、換気暖房、高効率給湯器の導入の提案が必要です。
お鍋料理のレシピは、IHなどの省エネの料理機器のお薦めにも役立つ内容で、レシピを見ていただくことにより、お客様は省エネへの取り組みにさらに興味を持っていただけると思います。
「ウォームビズ」を推奨しながら、リフォームのお薦めをして地球環境の保全の活動をしてみてはいかがでしょうか。
 

省エネ住宅やリフォームの提案研修は、サクラ・ワークのSsapo(エスサポ)で行っております。
お問い合わせください。

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2019年11月02日 15:00

外構・エクステリアリフォームは今後市場が拡大する

タカショーショールーム勉強会

和歌山海南市のタカショーショウルーム勉強会

和歌山の株式会社タカショー本社ショールームの勉強会に参加しました。

熊本のパナソニックの家電販売店のサンエコライフグループ本部長、専務、副本部長2人、パナソニックコンシューマーマーケティングSE社さんと共に、外構・エクステリア商材について見学し、学びました。

 

株式会社タカショー本社は和歌山県海南市にあり、エクステリア、照明などの商品企画、製造、販売を行っている急成長しているエクステリアメーカーで、全国に支店やショールームがあります。

タカショー和歌山ショールームは、約600㎡のスペースに、庭などを造りその中に商品を組み合わせて「見える化」「実体験型」によるわかりやすい空間提案がなされています。

ブロック塀のリフォームに、接着剤で貼る簡単施工できる耐久性・対候性のある化粧パネルや、本物の竹に見える美しい人工強化竹垣、木肌を忠実に再現したアルミ材のフェンス等、商品力のあるエクステリア商材を見学することができました。

エクステリア商材というと、カーポート、フェンス、門、ウッドデッキというごく当たり前のデザインや施工イメージになりがちですが、タカショーショールームを見学して、エクステリア商材や施工の進化を知り、リフォームへの提案活用の幅が広がります。

リフォームに使えるエクステリア商材タカショー   リフォームに使えるエクステリア商材タカショのーショールーム


エクステリア市場規模は拡大している

国土交通省のリフォーム市場の統計には、エクステリアは含まないと記載されています。
そのため、住宅業者、リフォーム業者によっては、エクステリアリフォームは意識が薄い場合も多いようです。

エクステリアの市場規模は、約5,500億円(工事を含む)と見込まれています。
「金属製アルミエクステリア製品の年度別出荷推移と製品別シェア(一般社団法人 日本エクステリア工業会2017年度資料)」を下につけておきましたが、出荷推移をみると年々増えており、2016年度より急成長しています。2017年度は、10年前の2007年度に比べ、約1.9倍に市場規模は伸びています。
新築着工数は減少し、今後もますます厳しくなります。外構・エクステリア市場は、新築市場と共に伸びてきたはずですが、縮小せず規模は拡大しています。

エクステリア出荷シェア2018

外構・エクステリア提案はリフォーム受注をアップさせる

住宅の老朽化と共に外構・エクステリアも老朽化し、補修やリフォームが必要になります。特に家の正面から見える門やブロックやフェンスの傷みは、人から見られる印象もあります。外壁は家の顔ともいわれますが、エクステリアも家の顔ですので、外壁リフォームと一緒に提案することも必要です。

また庭での暮らしを楽しむ風潮もあり、庭を暮らしに取り込み、家と一体化したリフォームも需要が出ています。家のリフォームと共に、思い切ってエクステリアのリノベーションを行うことを提案することで、受注金額をアップさせることができます。

 

エクステリアリフォーム

宅配ボックスの市場規模の拡大と共にエクステリア提案

宅配ボックスの市場規模は、2025年に220億円に拡大すると予想されています。その内訳は、戸建住宅向けが約4割で集合住宅向けは約6割で、2017年の2倍に市場が成長するとされています。(※富士経済「次世代物流システム・サービス市場の調査結果」による)

宅配ボックスの設置を提案することで、庭、フェンス、ブロック塀などのエクステリアリフォーム提案の幅が広がる営業が可能です。
さらには玄関、外壁、屋根に発展し、水廻り等の家の中のリフォームにもつながる営業提案を行うきっかけになります。

外構・エクステリアリフォームも視野に入
れて、家全体のリフォーム提案営業をする仕組みをつくることが必要です。

コンサル、研修のお問い合わせは、サクラ・ワークのSsapoまで

 

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2019年09月24日 22:00

家電店のキッチンリフォームは家電販売をきっかけに空間提案へ

熊本サンエコライフ研修_コピー

熊本の家電専門店のサンエコライフグループさんのキッチンリフォーム研修を、Panasonic熊本ショウルームをお借りして行いました。

講義と実習を交えた体験型の研修で、動作について把握していただき、LDKの空間提案の方法を学んでいただきました。
 

【リフォーム提案は自分の気づきから】
 

地域密着型の家電販売店さんの場合は、家電販売を通じてお客様と密接なつながりを持っているため、お客様のお宅に訪問しやすいこと、お客様の家族構成やお家の事情までよく知っていることがメリットです。

エアコン、テレビ、冷蔵庫や家電調理器などの納品時に、家に上がることができ、家の状態も把握できるため、リフォームを受注できる機会に恵まれています。それでプロのようにリフォームを手掛けている家電店の方もおられます。

 

研修をしてみて気づいたのは、冷蔵庫や家電調理関係の商品を納品した時に、リフォーム提案に気づかないで機会損失をされている方も多いようです。家電販売や家電工事とリフォームを分けて考えてしまっている方もいるようです。

 

例えば冷蔵庫を搬入する時家電店キッチン点検_コピー_コピー

・段差があって大変だ

・出入り口の扉の開き方が搬入に障害になる

・ドアがきしんでいる、開きにくい、隙間があり上手く締まらない

・出入り口が狭い

・冷蔵庫置場はキッチン作業をしながらだと不便な位置だ

・冷蔵庫を置く床や壁が傷んでいる、汚れがひどいキッチン点検_コピー

などにまず自分が「気づく」ことが重要です。

 

「段差がありますけど、大丈夫ですか?」

「冷蔵庫この位置で使いやすいですか?」

ドライバーをいつも持っておいて、

「ドアちょっとぎーぎー鳴りますね。丁番のねじをちょっと閉めておきますね。」

ということや行動で、お客様とお家のことで会話が始まると、リフォームに繋がるきっかけになります。

 

家電販売店さんの場合には、他にも、キッチン全体の照明の暗さ、炊飯器の置き場所の使い勝手、エアコンの効き具合など、自分の得意分野の家電の話や点検から入ると、キッチンリフォームの押し売りではなく、自然にリフォームの話題に入り込めます。

 

まずは自分がお客様のお住まいの問題点に沢山「気づく」かが、リフォーム提案の第一歩です。

 

【キッチン設備単品ではなく、LDK全体の問題解決提案を!】

現在のキッチン設備は、格段に機能やデザインが良くなり、使い勝手やお掃除の容易さで魅力的な商品になりました。最新のキッチンに憧れ、キッチンリフォームをしたいと思う方が多くおられます。ついつい、キッチン設備の商品説明のみに集中しがちです。キッチンの使い勝手の改善は、キッチン設備を取替えることだけで解消されるわけではありません。

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実際にお客様は、毎日キッチン、ダイニング、リビングを動いて調理、配膳作業をされているため、いろいろと話をしていると動作空間としても、LDK全体に不便や問題を抱えていることがわかります。収納の問題もキッチン設備のみ変えても解決できない家電の収納や配置の問題、根菜類や米、ゴミ箱の収納など日常のこまごまとした問題点を抱えていることが多いのです。

 

調理・配膳など日常の動作がしやすいプラン、家電が使いやすく調理台を占領しない収納プラン、ダイニングやリビングと動作が安全に繋がる拡大提案の能力が必要です。

【キッチンリフォームは断熱・耐震の提案も必要】

一戸建て住宅のキッチンは、冬寒く、夏熱いこともあります。冬は勝手口から冷えて、足元にすきま風を感じ、快適にキッチンでの作業ができないもあります。

勝手口は断熱性が良くない単板ガラスやアルミの場合は、夏は熱が入り熱く、冬は熱が逃げてしまいますので、断熱性の良い勝手口にすることをお勧めします。窓も同じですので、二重サッシ、Low-E複層ガラスに変えて枠も樹脂サッシに変えるなどの提案が必要です。

しかしそれだけでは不十分なので、断熱材の改修をお勧めして冷暖房が効きやすく快適な部屋にリフォーム提案することがお客様の健康維持のために大切です。

 

LDKリフォームで、柱を抜いたり壁を取って間取り変更をすることがあります。耐震性が良いといわれる家でも、空間を広くしたり、筋交いの入った耐力壁をとることでバランスが崩れることがあります。

リフォームをするときに、家全体の間取りを見て、上下階の柱の位置があっていない、壁の配置が悪い、壁が少ない間取りなどバランスが良い家かどうかも見る必要があります。

19816月以前の旧耐震基準の家は特に注意が必要ですが、それ以降の家でもリフォームを繰り返し、バランスの悪い家を多く見かけます。

いつどこで地震が起こるかはわかりません。水廻りリフォームだけの時でも、耐震性についてアドバイスできるようにするために、勉強をしておくことでお客様から信頼を得ることができます。

 

【阿蘇くまもと空港はくまモンがかくれんぼしているらしい】

阿蘇くまもと空港にはいたるところに「空港内にくまモンが、かくれんぼ??見つけると、幸せになれる?!」ということです。

そのくまモンは、大きさはラグビーボールくらいで立体ではなく、平面ということなので、ぬいぐるみではないようです。

到着時には、その情報を知らず、帰りは搭乗時間ぎりぎりに空港に到着したので慌てていて見つけることができませんでした。そこで、搭乗ぎりぎりでしたが、平面ではない「立体くまモン」を見つけたので一応撮影しておきました。

次回は11月に熊本にいきますのでその時に、探して幸せになりたいと思います。
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 家電販売店様のリフォーム研修は、サクラ・ワークSsapo(エスサポ)で行っております。

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2019年07月25日 22:00

家電店のバスリフォームは空間提案で受注アップ!

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神奈川県の家電店さんのバスリフォーム提案研修を、パナソニックの横浜ショウルームで行いました。
講義・実習・ショウルーム説明と体験で、動作空間の考え方や空間提案の方法を学んでいただきました。

【リフォームは「水廻り設備を売る」ことではなく、空間提案を行う】

高齢者リフォーム打合せリフォームは、テレビや洗濯機を売るのとは異なります。家電製品のように、水廻りのリフォームは商品説明をして、設備のみを設置して売ることではありません。確かに水廻り設備は、魅力的な商品開発がされており、10年さらに20年以上前の住宅設備に比べると各段に進化し使い勝手や機能がよくなっています。そのため商品を語るだけで水廻り設備が売れることがあります。
しかし商品だけを説明して、トイレが売れた、キッチンが売れたと喜ぶケースはかなり惜しく、顧客満足にほど遠いことが多いためです。というのは、商品説明のみで水廻り商品だけ売っている場合は、設備の取り替え工事のみ、つまり単品工事で終わっているケースが多くみられます。例えば床・クロス・照明器具、換気扇手すり、ドア等の提案がなく、部屋全体の快適性や安全性、利便性、デザイン性を考慮した空間提案によるリフォームができていないのです。
それは顧客満足を得られないばかりでなく、自分自身が商売の機会損失になっており、とても損をしていることになります。

【「コト提案」は、水廻り設備を使った時の不満解消、体験、経験や得られる価値提案だけではない】

コト提案がブームですが、それが水廻り設備の商品説明に陥っているケースが多々あります。リフォームのコト提案と言いながら、商品で得られる問題解決等の価値だけを話していたら、やはり取替工事、単品販売から脱することはできません。リフォームは、設備や様々な材料を活用して空間(部屋)全体の不満解消や問題解決工事を行う事ですので、部屋全体について「コト提案」ができる力が必要です。
 

【今回のバスリフォーム研修は、洗面所から浴室全体の動作空間の確認、危険回避を考える】

156413686288401既存住宅の浴室の問題点を聞いてみると、ヒートショックやカビの発生、掃除の手間、段差や滑る危険性等の意見がでます。その解消法はシステムバスへの取替リフォームという結論になり、システムバスの各部の商品説明となるパターンに陥るケースがあります。地域の家電店さんのお客様は高齢者層が多いため、今回は、入浴前の脱衣動作にも広げ、洗面所からの浴室に至るまでの動作空間として、高齢者の動作に対して空間全体を見直すこと、危険性の解消をテーマとしました。 洗面所のドアを開けるところから始まり、脱衣、身体を洗う、入浴に至るまでどのような動作を行うのか、既存のまたぎの高い浴槽での動作も実習することで、入浴は様々な身体の動きからなり、非常にハードルが高い動作が連続することに気づきます。
特に浴槽のまたぎ高さは、どれくらいの寸法であればまたぐハードルが低くなるかや楽にまたぐ方法も実習で知ることができます。
そこで、洗面室のものの散らかり、洗濯機の配置の悪さなどによる動線の障害について、浴室での様々な危険性や大変さの原因について知ると、お客様に対して多角的に提案ができるようになります。

【システムバスの寸法を自覚し、最適な浴室を提案する】

156413685423501ショウルームで確認するのが常道ですが、床にテープを貼って1坪サイズと0.75坪サイズの浴室をつくり、洗い場、浴槽の寸法を確認してもらいました。システムバスの寸法について覚えることにもつながります。
できあがった時に意外だという声が上がったのですが、ショウルームで見る寸法に比べ、平面に落とすと小さいと感じることでした。
風呂椅子を置き洗う動作、浴槽に入り脚が伸ばせるかなどを確かめまた時、0.75坪ではゆったりできないので、浴室を広げる提案をお客様にし、工事ができるかも確かめるという声が出ました。
 

【浴槽の大きさや仕様、入り方も提案すると顧客満足】

システムバスの大きさによって浴槽の寸法が変わります。足を伸ばしてゆったりできる浴槽は良いですが、足が浴槽の端につかない場合は寝てしまった場合などは危険性が伴います。また男女や身長によって適切な浴槽長さが異なります。
その場合の浴槽の大きさや仕様、入り方も学んでおくと、さらに営業トークの幅が広がります。

【基本を学んだうえで、既存の浴室の不満解消提案を行う】

家電店発表ヒートショック予防法、カビの発生の防止、掃除の手間の解消、バリアフリーについては、システムバスにすると解決するという答えでは、お客様との会話も進まず、コト提案にはなりません。
その不の原因は何か、なぜそれが起こるのか、どうすれば解消できるかを、きちんと説明し提案できる事でお客様の信頼を勝ち取ることができます。
またそれによって提案力、受注力アップの基礎ができます。
もし現在商品説明だけで営業して受注が伸びない場合は、空間全体(部屋全体)の問題点を見つけ、ヒアリングを行うことから始めてください。そして安全性の確保のために動作確認して、問題となるところの解消方法を多角的に提案し、取替工事、単品工事から脱することが大事です。

家電販売店様のリフォーム研修は、サクラ・ワークSsapo(エスサポ)で行っております。

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2019年07月23日 20:13

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