あるリフォーム会社社員が辞めたいという問題
クローバー橋は、恋の願い事が叶うという噂がある
た時にクローバー橋にたどり着いた。日が落ちかけクローバー橋経由で東陽町まで散歩しようとしたが、あいにく川沿いの散歩道の歩道に亀裂が入ったとかで通行止めであった。そのため迂回をして猛暑で日中は33℃を超えていたが、夕方になり風が出てきて涼しくなった。夕方、猿江恩賜公園までバスで行き、横十間川沿いにクローバー橋経由で東陽町まで散歩しようとしたが、あいにく川沿いの散歩道の歩道に亀裂が入ったとかで通行止めであった。そのため迂回をして日が落ちかけた時にクローバー橋にたどり着いた。
江東区のクローバー橋は、横十間川と小名木川が交差する所にクロスするようにかかっており、猿江・大島・北砂・扇橋の4つの地区を結ぶ自転車と歩行者のための橋である。ドラマのロケ地としても良く使われている橋で、最近もあるテレビドラマに登場していた。クロスする橋の真ん中にはクローバーの模様があり、「橋が交わる中心部で恋の願い事を唱えるとその恋は成就する」ともいわれている。
今日は海からの風があり、橋に立つと爽やかに感じるほど気持ちが良い。クローバー橋からスカイツリーが見え、足を止めてスマホで撮影する人も多く見られた。
会社を辞めたい理由はそれなの?リフォーム会社の社員の悩み
クローバー橋で涼んでいる時に、携帯が鳴った。先日初めて研修にお伺いしたリフォーム会社の課長の男性社員からである。来月の研修のための、今の仕事状況や課題の進捗状況の報告を一通り聞き終わり電話を切ろうとしたときである。ぼそっと言いだしたのは、会社を辞めようか迷っているとのことである。
辞めたい理由であるが、自分自身の仕事の行き詰まりや将来性のことではなかった。意外なことに、家族経営の会社の問題や女性社員の問題、会社の雰囲気が悪くモチベーションが上がらないことなどであった。
経営者の奥さんや女性社員が原因で辞めたいと言い出した
経営者の奥さんが常に機嫌が悪くなるそうだ。家庭のもめ事も持ち込み、夫である経営者とも社員の前で口喧嘩すること。機嫌が悪くなると急にガンガン、バタバタ音を立てて作業をし、何かに当たること。社員に対しても、意味が分からずあたられること。事務所では私語禁止、笑うのも禁止と決められていて、社員は自由にものが言えない状態になっていて雰囲気が悪いこと。
その状態と関係するのか、女性社員同士も仲が悪く、もめ事が多いらしい。また女性社員に仕事を頼むと反発されることもあり、ちょっとしたことも頼めない。その状態に耐えられず、会社を辞める社員も多いなど、聞けばきりがない。
その情報は全て正しいのかどうかは、うのみにはできないとは思うが。。。まんざら嘘ではないように感じた。
確かに、先日初めて事務所に入る時に、なんだかわからないが雰囲気の悪さを感じた。受付台の所に出てきた女性社員は、挨拶しても笑顔がなく、声が小さく、元気がなく、何かを気にしてピリピリしているのである。
研修中も当てても発言がなく、微動だもせず全員黙って聞いている。
注意!会社の第一印象は一歩会社に入れば伝わるものがある
はじめてお伺いした時、その会社の第一印象や雰囲気を感じることが多い。例えばこの会社の社員は問題があるのではないか、この会社は儲かっていないのではないかなど、なんとなく気づくのである。こちらが気づくのであるから、たぶん事務所に訪問されたお客様も同じように感じるのではないだろうか。とても注意が必要である。
先日、感じた雰囲気や研修中の社員の態度を社長にお伝えしたが、
「全く問題はない。うちの社員はシャイで人見知りするだけ。社員はみんな厳しいマナー研修を受けており、真面目なのでそう思われるだけである。みんな満足して働いており、事務所の雰囲気は良好である」
ということだった。たぶん、気づいていないのではなく、そのことに触れられたくないのであろうと思った。
家族経営の場合は、社長だけでなく奥様の存在や態度は重要
家族経営の場合、社長のある方だけでなく、経営者としての奥様のありようも大きく会社の経営を左右する。リフォーム研修をするよりも、社員が辞めず継続して仕事をする会社の環境整備の方が先である。
社長自らが、会社や社員が大事であるならば、現実の問題に気づき、経営のパートナーである奥さんにも遠慮せず、思うことを言い相談して問題を解決することが重要である。
もしかすると、奥さんが怖くてなにも言えないのかもしれない。それなら社員が辞めるしかないという結論になるのだが、それでいいのであろうか。よく考えて欲しいものである。